2020年3月11日 鑑定士:碧令翠(059) 2020年から観る…『コロナ拡散〜5G〜サイバー戦争』 <グローバルがもたらした疫病の歴史> 有史以前から近代まで存在している疫病(はやり病)は、生物の出現とその進化の歴史とともにあります。19世紀になり初めてパスツールやコッホによって、病気の中には「病原体」によって生じるモノがある事が証明されました…そこから「ワクチン」が開発され、1929(巳)のフレミングによる人類の救世主「ペニシリン=抗生物質」の発見により著しく公衆衛生の改善がなされました…しかし更なる耐性菌の拡大〜経済のグローバル化によって、人類の楽観は覆れ新たな状況が生じています。 <コロンブス交換がもたらしたモノ> 1492(子)…まさにコロンブスによる新大陸の発見は、東半球と西半球の間の植物・動物・食物・奴隷(ヒト)などの広範囲な交換がなされました。後にグローバルのスタートと言われる人類史に多大な影響を与えたこの出来事は、世界の生態系・農業・文化において前例のない転換点となったのです。コレラ・ペスト・天然痘・結核・腸チフスなどがユーラシアとアフリカからアメリカ大陸にもたらされ、一方新大陸からは、梅毒がヨーロッパにもたらされる事になりました…免疫を持たなかった先住民族は約10分の1に激減しその結果奴隷貿易が初まり、ヨーロッパ、西アフリカ、南北アメリカ大陸を結ぶ人・モノ・金の移動がなされる世界システムが形成され…「細菌による世界統一」も同時になされました。19世紀から20世紀にかけては、コレラが、地域を変えつつ7回の大流行をもたらし又1918(午)〜1919(未)にかけて、スペイン風邪(インフルエンザ)が全世界で流行し、死亡者は約5000万人から1億人にも登り、第一次世界大戦がその拡大をもたらしたと言われています。1981(酉)に発見されたエイズウイルスは、わずか10年で、全世界100万人の感染者を出し、WHOの「パンデミック宣言」は2009(丑)の新型インフルエンザで、初めて世界に発信されましたが、実際の被害は小さく後に誤警告と言われました。 <世界の中心『中華』からもたらされたモノ> 2020年1/18〜20日に経済特区の香港と深圳(しんせん)を訪問しました…特に目を引いた物は、華為(Huawei)・TencentなどBATHと言われる中華最大のメガテックの本社ビルをはじめとした「中国のシリコンバレー」の人工的都市でした。香港で通じていたインターネットも、通じません…眼に見えない空間では、市内だけで8万台の監視カメラこの都市において、もはや犯罪は30分で全て発覚し、個人情報云々は通じない街です。スマートシティに組み込まれた人々は、その歴史からか自然に受け入れている様に見えました。もはや世界をリードする「5G」のサイバー戦争は中華の王手が掛かっており、世界経済の動向と我々の未来は、共に見えない「ウイルス」と「サイバー空間」において未の大運下に進行中の様です。人類淘汰のパンデミックの本番は、酉の大運…極大の世界と極小の世界に起きる事は相似形であり、陰陽の自然の摂理です…グローバルな世界に置いての人類の叡智がまさに試される大変革時代に、溜め息をつく暇はありません。 |